"山爺とSpey"

Fly Fishingに魅了され半世紀、今は桜鱒、虹鱒、白鮭など本流の釣りに嵌っています。

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日本水大賞 環境大臣賞受賞の記念講演会

日本水大賞 環境大臣賞受賞」の応募と推薦をしてくださった国土交通省 福井河川国道事務所 事務所長 中村圭吾さんのお計らいで記念講演会を開いて頂けました。講演会場には行政や関係団体など60名あまりの方々がご参加して頂けました。

所長 中村圭吾さんのご挨拶のあと、河合永平寺町長 代読の永平寺町建設課の多田課長さんよりお祝いのお言葉を頂きました。

受賞者喜びの言葉としてサクラマスレストレーション天谷事務局長さんの挨拶はいつもよりやや緊張気味に始まり、2007年より3人でスタートした活動は2008年にはサクラマスレストレーションとして多くの方々のご理解とご協力により今日まで続けて来れた事への感謝と喜びで涙が・・・・。私も熱いものがこみ上げ抑える事は出来ませんでした。

受賞記念講演はサクラマスレストレーション安田代表、「多様な命つながる九頭竜川へ」~サクラマスを河川環境の指標主として~をPCとプロジェクターを使用しての講演です。

※ここからは安田代表の講演資料に基いておりますがグラフなどは割愛させていただきます。


サクラマスレストレーションの前身がスタートした2007年、NHKの本道カメラマンがサクラマスの産卵シーン撮影に成功したが、ウグイの群れがこの卵を食べ尽くしてしまった映像に衝撃を受け、2008年にはサクラマスレストレーションとして本格的に活動が始まりました。直ぐに仲間も増えサクラマスのための人工産卵場造成をています。その後は地元団体の要請で魚道整備に協力したり浚渫前のサケの卵を救出したりしています。

2008年から本格的なモニタリングを実施して産卵場の調査や魚道整備後の工事の影響を把握する為、広範囲にわたり河床状態を調査し、合わせて底生動物調査。またサクラマスの遡上可能な河川環境を調査、稚魚の生育環境を把握。活動エリアを上流に、広範囲にしてサクラマスのバイオマスの効果アップを狙って本、支流に拡大。同時にサクラマス以外の生物にも注目する。

福井県、福井県立大学、永平寺町、各漁協、そして国土交通省と連携体制を徐々に拡大しています。上流の支流となる石徹白川でも連携を深めて人工河川の造成にともなう産卵場造成もしています。また福井県によるサクラマス資源増大事業でお世話になっている池田町の中村養魚場でサクラマスの稚魚飼育を学んだりもしてきています。

サクラマスの一生から九頭竜川の中に生息する魚類の中でもっとも広い範囲を利用しているため広範囲のハビタット保全が必要でハビタット内に生息する生物に好影響が期待できる事から河川環境の指標種として最適です。

《現在のサクラマスレストレーションの活動》

人工産卵場造成:造成地の選定と流速調整が重要

産卵・遡上調査:産卵床を確認したら専用機器を使用して位置、大きさ、水深、流速、溶存酸素、水温、重複産卵の有無を調べる

環境生態調査:川の流れと河床の状況、魚類、水生昆虫、植物、河畔林、鳥などの生態などの調査

魚道改善への取り組み:サクラマスの産卵範囲と連続性の関係および問題点を把握。底生魚などサクラマス以外の魚種の遡上も検討。

サクラマスの親魚採捕:親魚の選定は非常にシビアです。ダメージを最小限に押さえる必要があり、流芯に近い所で専用採捕袋に収容して回復を待ち、水温・酸素・時間に注意して慎重かつスピーディな取り扱いと、連携された運搬が要求される

(取り扱いと知識を持ち合せた専任の担当者のみが行っている)

環境学習:中部部漁協さんへの協力・園児によるサクラマスの稚魚放流、小学校の総合学習「九頭竜川の生き物たち」・発眼卵の飼育と観察・稚魚放流・魚道の観察や産卵の様子を観察、学習発表会

地域や大学との連携プロジェクト:サクラマスサミット・今年で6回目となった森田公民館主催のサクラマスやアラレガコの

河川環境について話し合う・新たな活動も進行中

《サクラマスの資源回復の取り組み》

全国で行われて来た従来の増殖方法=稚魚の大量方法

継代飼育種苗による家魚化

他河川からの移入放流による遺伝子交雑

大量放流により餌不足が発生し、天然魚との生存競争が起こる

《九頭竜川固有のサクラマス保全》

サクラマスは河川ごとに適応化している→各河川の固有の遺伝子を保有する事が大切

サクラマスは河川の上流から下流そして海域まで広い生息地が必要→河川の連続性が必要

サクラマスのバイオマスは環境容量と密接に関係している→環境容量に十分配慮した増殖が大切

サクラマスも生態系の一要素→生態系と無関係にサクラマスだけを増やす事は出来ない

《自然再生に配慮した増殖》

河川にはダムや砂防邸があり、連続性の確保が困難

ダムなどの取水により流量が減少し、水温上昇などの障害

護岸や河畔林の減少により、河川周辺の生物相が単純化

             

河川の環境容量が縮小し、生態系の健全性が損なわれ、生物の自然再生産の障害となる

             

そこで九頭竜川では九頭竜川中部漁業協同組合、福井県、サクラマスレストレーションの連携により九頭竜川固有のサクラマス自然再生産に配慮した増殖が行われている。

サクラマス親魚の採捕から種苗生産、放流(本流はF1、支流はF2)

人工産卵場の造成

落差工遡上障害の改善

生態研究と調査(勝山市漁業協同組合、大野市漁業協同組合の協力)

《国土交通賞との連携》

釣穫数、鳴鹿大堰直下に滞留するサクラマス、産卵床数の推移で、鳴鹿大堰魚道の流量調整開始以降、鳴鹿大堰直下に滞留するサクラマスは減少し、釣穫数と上流でのサクラマスの産卵が増加。

2007年から始まった福井県によるサクラマス資源増大事業の放流種苗回帰が2010年から始まり、増加傾向となる。

釣穫数と滞留数に2005年~2012年までは相関関係が認められるが、それ以降は認められない。

釣穫数と産卵床数αは2008年~2016年の間に相関関係が認められる。

2013年以降、釣穫数は増加傾向にあるにも関わらず、鳴鹿大堰直下に滞留するサクラマス数は低水準で推移しており、さらに上流での産卵数は増加している。

             

鳴鹿大堰魚道流量調整試行運用の効果がサクラマス資源回復にも大きく寄与していると考えられる。

《産卵適地の不足》

重複産卵の問題点 先に産卵した卵が後から産卵するサクラマスに流されてしまう。

重複産卵の原因  連続性の不足により、産卵場所の選択肢が減少。

         礫不足により、産卵適地が減少。

※重複産卵とは一度産卵した産卵床に別のサクラマスが再度産卵すること


サクラマスを指標種として、全ての生物が命を繋ぐことができる生態系を回復、保全する事により豊かな九頭竜川を未来に!


これまでサクラマスレストレーションの活動にご理解とご協力を頂いた方々、水大賞・環境大臣賞受賞にあたりお世話になった方々に心より深くお礼申し上げます。

ご清聴ありがとうございました。

サクラマスレストレーション代表 安田 龍司


講演後、場所を変えてのパーティーでは色々な方と意見交換が出来たりと、楽しい時間となりました。

ここまでしてくださった中村事務所長さんをはじめ関係者の皆様には心より感謝しております。「ありがとうございました。」


**日本水大賞 環境大臣賞受賞の記念講演会(国土交通省 福井河川国道事務所にて)**

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アユのマーキング作業

九頭竜川中部漁協さんのアユのマーキング作業に福井県内水面総合センターへ行って来ました。
漁協、サクラマスレストレーション、福井県立大学海洋生物資源学部の学生さん達とでアユ8,800尾のアブラビレをカットするマーキング作業も若い方たちの活躍により予定より早く終了しました。

**まるで競い合う様に作業は進みます**
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学ぶ事は惜しまず

修行中につき、増水時は学びに徹します。

**安田龍司フライフィッシングスクール 特別編**
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忙しかったけど楽しくもあったGW

今年のGWはなにかと忙しい日々となりましたが、久し振りに会えた友人達と楽しく過ごせた事は幸せでもありました。

**水槽の網ブタを作成をしたり、コシアブラの天婦羅ランチを楽しんだり・・**
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**釣りの合間にサクラマスの親魚と稚魚の施設でお手伝い**
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**友人達と過ごす時間は最高に楽しいですね!**
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日本水大賞 環境大臣賞受賞!・・・サクラマスレストレーション

おめでとうございます!
日本水大賞の環境大臣賞に「サクラマスレストレーション(安田龍司代表)」が受賞しました。
活動は「多様な命つながる九頭竜川へ ~サクラマスを河川環境の指標として~」です。
受賞は釣り人と地域、そして行政が一緒になって継続して来た地道ですが大変意味ある活動の一つが認められた事と嬉しく思います。
表彰式・受賞活動発表会は、7月11日(火)に「日本科学未来館」で行なわれます。


**2016年サクラマスレストレーション活動・・・人工産卵床造成**
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【サクラマスレストレーション紹介】
2008年~活動継続中
代表 安田龍司(愛知県 名古屋市) 事務局 天谷菜海(福井県 永平寺町)

サクラマス・レストレーションは、九頭竜川水系においてサクラマスを河川環境の指標とする活動グループで、全国から九頭竜川に足を運ぶ熱き想いのフライフィッシャー達が活動の中心となっています。
代表の安田龍司(名古屋市)は、1980年代より九頭竜川に通い、その環境の変化を間近に見つめてきました。また2003年より、上流の数々の支流に足を運び、サクラマスの自然産卵・自然繁殖がどのくらい成されているのか、調査を開始しました。
2007年、NHKの本道純一カメラマンが撮影した、永平寺川でのサクラマスの産卵シーンがきっかけとなり、翌年サクラマス・レストレーションは結成されます。その映像は、感動と同時に様々な問題を私たちに提起してくれました。そして最初に取り組んだのが、サクラマスの産卵場の造成でした。

日本においてほとんどの河川がそうであるように、九頭竜川においても、サクラマスが本来産卵するべき支流の上流へは、障害物が多くなかなか辿り着けません。また流量の減少、深淵や伏流水の消失は、夏を河川で越さなければならないサクラマスにとっては、高水温で非常に厳しい生息環境となっています。たとえ産卵が成就したとしても、その川床は土砂の堆積で硬くしまり、卵や仔魚たちが成育できる環境ではないのです。
そのためサクラマスを絶やさないようにと、管轄の漁協によって稚魚の放流が行われてきました。私たちは放流する稚魚も、九頭竜川固有の遺伝子を受け継いだものであるべきだと考えています。他の河川由来の稚魚を放流することは、人間本位の手法に過ぎず逆に減らしてしまうことにもつながります。

私たちは、行政、漁協、研究機関、地域住民、メディアの皆さんたちと連携を深めながら、できるだけ多くの子ども達が参加できる活動を目指しています。
そして、「多様な命の宿る日本の川」の再生への取り組みが、あちらこちらに伝播していくことを願って止みません。

| sakuramasu restoration | 12:16 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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