"山爺とSpey"

Fly Fishingに魅了され半世紀、今は桜鱒、虹鱒、白鮭など本流の釣りに嵌っています。

>> EDIT

縦走に備えて・・・テント&ザックのメンテ

梅雨明けしたと言うのにいつまで経ってもハッキリしない空模様です。
縦走を前にして遅れていたテントとザックのメンテナンスをしました。
テントは長い付き合いとなっているARAI TENT-AIR RAIZ2、去年の仙丈ケ岳以来です。
ザックは縦走用のKarrimor Cougar70-95です。
使用した撥水剤はNIKWAX テント&ギア・ソーラープルーフです。

《参考リンク》

■テント
テントを設営して本体、フライともに点検、補修箇所の確認をします。
【補修箇所】
 ①部分的に浮き剥がれてきたシームテープ (本体底部分とフライ)
 ②ソースか何か分かりませんが垂れた染み (本体右サイド部分)
 ③擦れて小さな穴が数箇所 (本体底部分)
 ④以前から気になっていた撥水性(本体底部分とフライ)

【補修処理】
 ①シームテープはアイロンの化繊2~3で当て布をして軽く数度撫でて熱溶着。
  下の写真、Before&Afterの様に上手く再熱溶着する事が出来ました。 
 ②染みは濡れタオルに中性洗剤を付けて軽くこすり、ほぼ消す事が出来ました。
 ③テント用リペアーシートを適当な大きさにカット、角丸にして両面から貼り付け。
 ④テントを設営した状態で水道水を掛けスポンジで軽くこすって水洗いで汚れ落し。
  濡れた状態のまま、「NIKWAX テント&ギア・ソーラープルーフ」をスプレー。
  かけ過ぎて白い部分は濡れタオルで拭き取り日陰で自然乾燥すればOKです。

**シール熱溶着:フライと下テント本体底のBefore/After
tent zack1 

■ザック(リュック)
ザックは手洗いした後、水切りをして中に新聞紙などを詰めて形作りをしておきます。こうする事によってNIKWAXのスプレーが隅々まで浸透させる事が出来ました。
【補修箇所】
 ①サイドポケットのホツレ
 ②トップリッドの汚れ
 ③ローコンパートメント蓋と底側の汚れ
 ④背中部分やショルダーストラップ、ヒップベルトの汗などによる薄汚れ

【補修処理】
 ①は化繊糸で2~3往復を手縫い補修しました。
 ②③は各パーツを外し汚れの酷い部分は消ゴムで消たり中性洗剤でこすっておく。
  ②③④タライに浸せる位のぬるま湯と適量の中性洗剤を入れて1~2時間浸ける。
  軽く手洗いして水に入れ替え、ザックを押さえる様に濯ぎ洗いを数回繰り返す。
  水が泡立たなくなるまで続けたら影干しのようにして余分な水切りをる。
  濡れている内に「NIKWAX テント&ギア・ソーラープルーフ」をスプレーする。
  かけ過ぎて白い部分は濡れタオルで拭き取り日陰で自然乾燥すればOKです。

**左上 フライ・右上 ザック・左下 テント本体・右下 テント底 **
tent zack2 

「NIKWAX テント&ギア・ソーラープルーフ」1本でテントフライとザックの2つを撥水加工する事が出来ました。
午後から陽も射し始め、適度な風にテントもザックも徐々に乾き始めています。
明日からは計画に合わせて全ての携行品などをチェック!現地で不備となら無い様にしたいですね。

| mt. | 19:21 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

>> EDIT

安田龍司フライフィッシングスクールin犀川

生憎の雨は時間を追う毎に増して犀川殖産漁協管内は増水と濁りの為に諦める事となり、上流の犀川漁協管内でのスクールとなりました。

初日は光橋下で雨宿りを兼ねトリプルデンシティを使用して新たな釣法とナチュラルドリフト釣法のデモによる指導を受けました。雨脚が強くなったところで切り上げ「湯多里 山ノ神温泉」でマッタリ♨️

**雨にも負けず、皆さん真剣です**
20170701_02saigawascool_1.jpg 

宿泊施設の「信州犀川交流センター」では自炊。合宿ムードの中、腕を振るってくれたのは局長事、ヨッシー料理長と名人・・・🍻乾杯もそこそこにスナックエンドウをつまみに飲み始めると、誰?今日の雨男は。決まってるでしょ!ね、名人・・・(^_^;)
ワイワイガヤガヤと楽しく盛り上がりる中、鍋料理が出来あがりあらためて乾杯❗

夜は長い、醒めた頃にホワイトボードを使用して座学。トリプルデンシティのキャスティングメッソドとナチュラルドリフトとスイングの違いについて解説とQ&Aはいつもながら濃い内容でした。

**自炊は合宿ムードに**
20170701_02saigawascool_2.jpg 

二日目の朝はヨッシー料理長のチーズとハムにポテトサラダなどを挟んだホットサンドは美味かったね~♪
二川合流に移動して比較的濁りの少ない奈良井川で合流までを釣りましたが、皆さん学んだ事をしっかりとやっていました。そんな中で竿頭は勿論、名人ですが、受講された方の中で頑張ったのはヨッシー料理長でした。あの状況の中で見事50レインボーをC&R。その好調さは翌日のプライベート釣行、飛騨の川でもしっかりC&Rして今回のMVP決定です!

**学んだ事の復習も怠りません**
20170701_02saigawascool_3.jpg 

思いのほか悪天候となり、スケージュール的にも大幅に変更しての開催でしたが、参加者の皆さんのご理解とご協力により無事に終了できました。また講師の安田龍司名人にはハードコンディション中、何かとお世話になりありがとうございましたm(_ _)m

次回の安田龍司フライフィッシングスクールも是非、ご期待ください。

| Rainbow trout | 00:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

>> EDIT

魚野川の仲間達と・・・フライスクール

安田龍司氏と待合せ、八海山へ登るのをちょっぴり楽しみに前乗りした魚沼でしたが前日の雨などで登山はキャンセルして次回へ持ち越しとなりました。
それでも魚野川はまずまずのコンディションの様で、ストックをフライロッドに替えて有名ポイント周りです。水温14℃と低めではありましたが最初の所でヒット!虹らしい抵抗で緊張させてくれましたがフックオフ、残念ながら取り込みには至りませんでした。
その後、上流に移動して深瀬から開きになる辺りでヒットなるものの9寸ほどの子虹で即、お帰り頂きました。
翌日も有名ポイント周りをしましたが、2、3度バイトがあったのみでした。午後はキャス練をした後、橋脚に的を絞って手前の掛け上がりでヒットするも首を振られてフックオフ。ここで集中力は途切れてこの日は終了。

**魚野川はお気に入りです**
20170622_26uono500pix.jpg 

3年振りに参加した「アングラーズ・ベンチ」さん主催の「魚野川フライスクール」と「やまに」さんでの前夜祭、「富永」さんでの二次会は前回以上に楽しいものとなりました。
フライスクールでは、講師の安田龍司氏が昨年発売されたフライライン「トリプルデンシティ」のメソッドを解説、実釣でのキャスティングやナチュラル&スイングの流し方と取込みなどデモを交えてご指導頂きました。
午後からはリバーサイドタイイング。2017バージョンのフライをデモタイイングして頂けましたが、この頃から天候が崩れ始めて恒例の?雨模様に・・・^^;

最終日はお気に入りのポイントを回りましたが反応なし。ランチで久し振りに食べた餃子ラーメンはやっぱり美味かったですね。15時過ぎまで楽しんで来週末の犀川に立ち寄り帰宅となりましたが機会があればまた尋ねたいです。
お世話になった皆さん、ありがとうございました。

| Rainbow trout | 23:59 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

>> EDIT

白山・別山(2,399m) 石川県 岐阜県

泰澄大師 白山開山 1300年記念の年にあたり、今回はゆかりの地ともいえる白山山系、三ノ峰(2.128m)別山(2,399m)へ、友人のO氏と登って来ました。

2017年6月18日(日) 曇り
入梅してから空梅雨傾向で晴続きでしたが、この日は曇りとなり日差しが和らぎ比較的、快適な登山となりました。

**上小池登山口より入山、尾根歩きは気持ちがいいです**
20170618betsusan_1.jpg 

午前5:00 福井県大野市の上小池登山口より入山。最初は急登、尾根をまたぎ汗が出始めた頃に山越邸跡で小休止です。
林の中を歩き、急登を上がった所が鳩ヶ湯新道との出合いで六本檜です。

午前6:30 小休止して尾根筋を三ノ峰へと向かいます。途中で高山植物と花を探しながら景色も楽しみながらスマホ撮りが忙しい二人でした。

**アカモノ・イブキスミレ・ノリウツギ・?**
20170618betsusan_hana_1.jpg 

午前7:30 剣ヶ岩(1.671m)付近で小休止。雪渓が目立つようになり前方には大きく三ノ峰が見えます。登山道脇のお花も増えてきましたが中でも夏の花、ニッコウキスゲが一本だけ蕾を膨らませて見付けた時は嬉しくなりました。左の尾根の先には9日前に登ったばかりの経ヶ岳(1.625m)が見え、つい最近なのにこんな時は不思議と懐かしく思えます。

**ニッコウキスゲ・?・シナノキンバイ・?**
20170618betsusan_hana_3.jpg 

急登をゆっくり上り、時々は今来た尾根と山並みを見返して、まだまだだなぁと言い聞かせ登りを繰り返します。尾根の左前方を見ると遠くに残雪を抱いた白山が見えるようになり、尾根の右側には満開のハクサンイチゲが数多く見られるようになりました。急登を登り切った所に建つ弁柄色した小屋が三ノ峰非難小屋です。

**ハクサンイチゲ**
20170618betsusan_hana_5.jpg 

午前9:00 三ノ峰非難小屋に到着。直ぐ横の雪渓でクールダウンも直ぐに冷えてしまいました。

**三ノ峰非難小屋とその東側にある雪渓にて(同行の友人O氏)**
20170618betsusan_2.jpg 

午前9:10 三ノ峰に向かう尾根で山桜が満開だったのを見付け二人で撮影会。環境が厳しい中からか全体に小ぶりの可愛い花を着けていました。

**アマドコロ・タカネザクラ・ツバメオモト・シナノキンバイ**
20170618betsusan_hana_4.jpg 

午前9:20 三ノ峰頂上に到着。ここからの残雪期の別山は格別です。ゆっくり堪能してここでO氏と別れ別山に向かいます。
山頂を駆け下りると今日初めての雪渓歩きです。これがいつも楽しくて仕方がありません。残念ながら・・・いや、運良くアイゼンを必要とせずステップワークで楽に通れました。
その先の尾根を登ったピークが2.208m、やや見下ろした先には広々とした別山平が広がっています。まだ早いのか期待するほどのお花畑になっていませんでした。また御手洗池は雪渓に埋もれてほんの少しだけ水面が光って見えました。

**ツマトリソウ・イワカガミ・?・ハクサンチドリ**
20170618betsusan_hana_2.jpg 

別山平を過ぎる頃には霧が出始めて時折、山頂を隠してしまいます。最後の急登を登り切れば別山頂上まで少しです。

**別山平と霊峰白山 別山神社。御嶽山が雲の上に見える**
20170618betsusan_3.jpg 

午前10:50 別山頂上に到着。360度の眺望が素晴らしい!
白山は霧が掛かっていましたがその内に晴れてくると思われました。北アルプスは一部しか見られなかったが御嶽山は雲の上にくっきり浮かんで見えました。別山谷の先が湯谷で白水湖が見えます。振り返れば三ノ峰は遠くになり、続く尾根には幾筋もの雪渓が下へと並ぶように見えます。
途中から時々一緒になり声を掛け合っていたご夫婦の方に写真を撮って頂き、ようやく登頂した実感と喜びが込上げてきました。
霊峰白山 別山神社へ参拝。多くの登山者は積石垣に囲まれた境内で風を避け休息をしていました。本来なら山頂から景色を楽しみながらの昼食と言いたいところですが一角に陣取らせて頂きゆっくり過ごさせて頂きました。
いつの間にか薄日が差し、白山の霧も取れて全山が見渡せるようになりました。素晴らしい眺めです。良く見れば白山南竜山荘が見えます。直ぐ下の別山市ノ瀬道の尾根にはチブリ尾根非難小屋も見えます。その向こうには別等出合いの谷筋もくっきり見え、その上の尾根伝いに越前禅定道が通っているのです。もう、私の頭の中には白山登山計画が進行し始めているようです。

**別山頂上(2.399m)より北には白山、南東には三ノ峰への尾根、東の谷には白水湖**
20170618betsusan_4.jpg 

11:50 別山山頂を出発して別山平~三ノ峰~剣ヶ岩~六本檜~上小池登山口へと返しますが途中で取り損なっていた写真を撮りながら下りました。
必要な水分と行動食を取ながらほぼ休憩なしでO氏の待つ上小池登山口へと順調に下りる事が出来ました。

15:30 上小池登山口に到着。心配した雷雨にも遭わずに白山・別山を十分に堪能でき、素晴らしい景色や数多くの高山植物と花に出会えた事に感謝して先に下山していたO氏と共に後にしました。

※花の名前で知らないもの、分からないものがありました。
 また名前の間違っているものがあるかもしれませんのでご容赦くださいませ。

| mt. | 03:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

>> EDIT

山トレと伝説の池を尋ねて

今日は地元の山へトレーニングと、山頂付近にある伝説の池を尋ねて来ました。

11:50 午前中に用事を済ませていたので、お昼近くになって登り始めました。しかし、天候に恵まれたのと林間を行く登山道に程好い風もあって快適な山歩きとなりました。最初の急登は高圧線の保守管理用と併用で鉄塔位置の案内板のおかげで現在位置と登山道が分かり易く、また鉄塔がある所では樹木が切り開かれている為に展望は良好でした。眼下に見える町は生まれ育った日常の世界、それに比べここは別世界。草木に花、野鳥や野生動物など自然との出会いを楽しみ、時には遠くの峰に思いを馳せながら歩ける事に幸せを感じます。

**登山口と上側の高圧送電線保守道と兼用の登山道**
ojimayama1.jpg 

13:30 登り始めて1時間30分、一つ目の小島山山頂(863.5m)に到着。林の中で眺望はないが夏日の今日には木陰が嬉しく遅めのランチを頂きました。風の向きか時折、下の採石場から掘削の音が聞こえてくる以外は野鳥の心地良い鳴き声が心地良く聞こえて来ました。

**一つ目の小島山山頂(863.5m)の二等三角点**
ojimayama2.jpg 

13:45 尾根伝いに少し行くと尾根に沿って杉の伐採がされていました。まさか林道の延長工事?それとも間伐?余計な憶測をしてしまいます。と、言うのも直ぐ近くには二方向からの林道が隣接しており、その一つは尾根の登山道脇に平行してあり、残りの一つとは直線距離500m程で接続も容易に思えるからでした。尾根伝いの登山道はしっかりしている割には落ち葉が目立ち踏み後も少なく、山ブームとは言えマイナーな山の部類にある事を感じずにはいられませんでした。

**尾根上の登山道と直ぐ下を並行する林道がある区間です**
ojimayama3.jpg 

14:30 開けたくぼ地がある場所に出たところで林の隙間から池らしきを確認。その直後、突然の甲高い鳴き声に驚いた私は、それが池の方からである事を直感的に感じて注意深く見下ろしました。まさか大蛇?なんて言う事は思わなかったが、不気味に感じてしまった事は確かでした。鳴き声の主はどうやら鹿で、侵入者がいる事を仲間に知らせたようです。
地図には載っていませんが地形から間違いなくここが古賀ヶ池(ふるかがいけ)である事を確信して、くぼ地の周囲を回りながら下へと降りてみました・・・

さて、多くの方がご存知かと思いますが、地元には竜神に纏わる「夜叉ヶ池」伝説があり、登山シーズンになると一目、池を見ようと全国から多くの観光客や登山者が訪れています。また、毎年イベントも行われ「夜叉ヶ池伝説 道中祭り」と称して盛大なお祭りイベントが開催されています。過去には舞台や映画にもなった事があり、メジャーな存在と成っています。

実は、地元にはもう一つ大蛇に纏わる「古賀ヶ池」(ふるがかいけ)伝説があります。
今では「夜叉ヶ池」の竜神伝説に圧されて知る人も少なく、実際に現地を訪ねると林道の池の入口にあった案内板は朽ち果てて古賀ヶ池の看板も彫り文字の色が抜け地面に横たわっています。季節によっては落葉や雪、草などで発見は困難かもしれませんね。
池のほとりには祠がありますが、長年の雨や風、雪にさらされて倒壊、朽ち果てています。自然の悪戯とは言え、この状態までと割り切れない所があります。今は管理されていないのでしょうか?気になるところです。この場所も言い伝えもいつの間にか忘れ去られてしまう気がしてなりません。

**朽ち落ちた銘板と右上は健在時の祠(ふるさと小島より)で右下は現在の様子**
ojimayama5.jpg 

**大蛇伝説の古賀ヶ池(ふるかがいけ)神秘的です**
ojimayama4.jpg


**「ふるさと小島」より**
ojimayama9_furugakaike.jpg 
「古かが池の大蛇」
小島山を登って山頂に着くと、池があります。
その池の名前を古かが池といいます。古かが池を見渡すと、池の近くには祠が建っています。何故こんな所に祠が建っているんでしょうか。その訳は、こんなお話があるからですよ。
 むかしむかし、この村に一人の猟師がいました。ある日、愛犬を引き連れて、小島山の頂上にある古かが池の辺りまで猟にやって来ました。ちょっと休もうと腰を下ろしました。猟師の犬も大変喉が渇き、池の近くまで来て水を飲もうとしました。すると突然池の水面が波立って中から今まで見た事もない様な大きな蛇が、顔を出し大きな口を開けて、犬を一口に飲み込んで池の中へ消えてしまいました。
 猟師はあっと言う間の出来事に声を出す事も出来ませんでした。やがて我に返ると毎日可愛がっていた犬が飲み殺された悲しさに、怒りが込み上げ「よし、敵は取ってやるぞ」と決心しました。家に帰ると早速、稲藁で、偽の犬を作りました。次の日、その偽の犬を持って古かが池へと登って来ました。「よし、今日こそは大好きな犬の敵討ちだ」とその偽犬を池の水際に置き、自分は離れて草陰に隠れ、鉄砲に弾を込めて、大蛇の出るのを、今か今かと待ち構えていました。
 暫くすると、昨日の様に池の水面が波立って大蛇が現れ大きな口を開けて、偽の犬を飲もうとしました。「よし、今だ。」とばかりに猟師は鉄砲の引き金を引きました。ダァーン、鉄砲の音は辺りの静けさを破り、山々にこだましました。すると大蛇は怒ってギラギラッと光らせ、猟師目掛けて追っかけて来ました。びっくりした猟師は次の弾を打つ間もなく、大蛇の姿の恐ろしさに、一目散に逃げ出しました。ザザザァー大蛇は猟師を追い掛けます。クマザサの中、木々の中、ただただ逃げるだけです。直ぐ後からは恐ろしい顔をした大蛇が追いかけて来ます。すると目の前が急に行き止まりになり、その先は崖です。もう飛び降りるしかありません。猟師は心の中で「神様お助けください。」と祈りつつその崖を飛び降りました。猟師は体にできた怪我にも構わず。一目散に逃げて粕川までやって来ました。川を渡り、瑞巌寺村に辿り着き、そこの氏神様の社殿の中に隠れました。顔は真っ青、衣服はボロボロ、身体はガタガタ震えていました。そしてそこにある神様に一生懸命に祈り続け恐ろしい大蛇から助かる事ができました。
 一方、大蛇は猟師を追って崖を崩したり、谷を壊したりしながら追い掛けて来ましたが、大勢の村人が、大きな声で騒いでいるので、猟師を追うのを諦めて、田た畑を荒らしながら、もとの古かが池へと帰って行きました。この大蛇が壊した谷は大雨が降る度に溢れて、下流の田畑は水害に悩まされました。この谷を村人達は蛇が谷と言うようになりました。また、この辺りの田畑は不作が続いたので、蛇の祟りだと言い、この大蛇の心を静め様と古かが池の畔に小さな祠を建てました。その後は古かが池から大蛇が現れ、村人を困らせる様な事はなくなったそうです。今もその祠が残っています。小島山に登ったら、一度見てみましょう。
「いび川のむかし話」(揖斐川町教育委員会)を参考文献にした「ふるさと小島」より

池に下りてみると日照りで減水した池は直前まで鹿が水浴びをしていたのでしょうか濁って泥には足跡が残っていました。池に何が棲んでいるのだろうと覗き込みますが濁りで何も見えません。時折鳴くヒキガエルが確認できただけでした。ここにいるとなにか昔話の世界に引き込まれそうになりそうで次の山へ急ぎました。

15:00 林道に出る手前に杉林の小山がありますが、その尾根伝いに詰めた所がムネ山(905.4m)となり、植林の食害を防ぐネット沿いに三角点はありました。表示板も無いこの山で一番高い山頂となります。ネット越しに見える伊吹山や奥美濃の藪山と言われる山並みがくっきりと見渡せました。

**この山の最高峰ムネ山(905.4m)です**
ojimayama6.jpg

帰りは帰着時間を考えて、登山道に平行している林道を戻ります。
林道終点手前で噂のクロカン四駆車が放置されていました。多分、1970年代の初期型ダイハツタフトだとしたら排気量は1000cc、幌車仕様で当時、この手の車の中では気軽に手に入れる事が出来て人気の車でした。何があって今もここにあるのか分かりませんが、見付けた人はきっと懐かしく思い、最近は少なくなったクロカン四駆=男のロマン見たいなところで話題を振り撒いてくれているのだろうと想像しちゃいました。尾根伝いの登山道を下ると以外にも堀状になった古道が入り組んでいる事に気付き、ここは地図読みして間違わないように下山します。
16:00 白樫山(568.8m)の三角点を見付けて小休止。ここにも表示板がありませんでした。

**放置車が懐かしいクロカン四駆であるからこそ話題性がある様に思えた**
ojimayama7.jpg 

小島山のほぼ尾根伝いに1本の送電ライン(西側)とそれより下の中腹にもう1本の送電ライン(東側)がほぼ並んで南北に走っており、行きの前半は西側の送電ラインとなる高圧線に沿って登りましたが下りの後半は東側の送電ラインとなる高圧線に沿って降りました。下部の鉄塔からは右の谷の林道に降り、県道を経て茶畑の上にある登山口駐車スペースへ戻り終了です。多少の疲れはあるものの特に筋肉痛もなく無事に戻って来れました。
毎日眺めている地元の山をあらためて知る事で一層、郷土愛が増した様な気がしました。

**小島山山頂へは他にもルートがありますが今回は春日滝地区からでした**
ojimayama8.jpg 

次回は、泰澄大師 白山開山 1300年記念の年にあたり、前回の経ヶ岳に続き、ゆかりのある山を予定しています。

| mt. | 17:01 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>